もうずいぶん前の事なのだけれど、サマンサも大きくなり「どっか旅行に行きたい!」という事で、
最初なのだからもっと近場で済ませればよかったものを、
なんやかんや訳あって行き先は山中湖に決定し、片道10時間かけ山梨県の山中湖まで遊びに行ってきた!
遠い。
遠い!!
いや、見慣れない景色も見られた、というか自分の運転で四国から出たのがそもそも初めてで移動時間も含めて楽しかったのには違いないのだけれど。
もうちょっと時間に余裕を持った計画を立てればよかった、というのがこの旅の反省点。
実に2泊3日。
移動でほぼ丸1日使っていたので自由に散策できたのは2日目だけだった。
せめてもう1泊してもよかったな・・・。
とはいえ!
サマンサが家族の一員になってから初めての旅行。
道中も楽しかったし、ホテルのスタッフさんたちはみんな親切だったし、山中湖とその周辺の観光スポットも良い所ばかり。
そして今回の旅の目的のひとつが、東京在住の妻の妹夫婦(ややこしい)の所に仲間入りしたダルメシアンのケイト、年齢はサマンサよりも少しだけ下の女の子に会いたい!会わせたい!というもので、それがようやく叶ったわけだから何の文句も無いのである。
旅行の計画中、宿泊する場所を決める際に「お互いの中間地点にしよう!」という提案があり・・・
中間・・・?
確認してみると確かに中間地点だった。本当に何の文句も無い。
とはいえ当初はちゃんと中間地点にしようという話ではあったけれど、
僕がそもそも長距離がそんなに嫌いじゃなかったり、
このとき新車に乗り換えて半年ほどで遠出したかったりというのもあったり…
中間地点、例えば愛知あたりまで来たのなら山梨も大して距離変わらんだろう(変わる)という、
気持ちが舞い上がって変なテンションになっていたのでこのような計画になったのだ。
旅が終わって今客観的にみるとなんだこりゃ、という感じだけど。
ともあれ、この旅で見られたいろんなもの、紹介していこうと思います。
Contents
旅の始まり
朝。
午前4時。
状況を理解していないサマンサ。
この時点ではおそらく日課の河川敷への散歩だと思っているに違いない。
まさかこれから10時間のドライブが始まるとは思うまい。
荷物を積み、日の出る前から出かけることに慣れていなくて出発前からすでに死んだ目をしている妻を助手席に乗せいよいよ出発。
の前に、
ドライブ大好きなサマンサ。
車に乗るとハイテンションになり、暴れたりはしないのだが「フゥーン!フゥーーン!」と鼻から漏れる声がやかましい。
とりあえず一度落ち着いてもらうためにいつもの河川敷に行き(結局)、ひとしきり走らせて疲れさせることにした。
ところで
旅行の一番気持ちが昂る瞬間って当日の朝だと僕は思っているわけで。
僕もサマンサと同じようにハイテンションになり、日が出る前で真っ暗の河原を奇声をあげながら駆けていた。(妻は車で支度)
と、
人の気配。
川と陸地の境目を走っていると、すぐ傍3mほど川に入ったところに複数の人の姿。
手には小さな網と懐中電灯。たぶん川エビを捕っていたんだろう。
・・・全然気が付かなかった。
びっくりした。
むこうもびっくりしてた。
誰もいないと思っていたところに複数人居て、よりにもよって奇声をあげていたところを見られたわけで。
僕にとって山中湖旅行2泊3日間で最大の思い出が出発前にできた瞬間だった。
何事もなかったかのように車に戻り妻と合流。
やっとこさ出発である。
高速に乗り、もうすぐ四国を出るというところでカーナビの到着予定時間を見て心が折れかける。
となりには爆睡する妻。出発前に「四国内やったら運転してあげる!」と僕を気遣ってくれていたのはなんだったのか。
四国と本州を繋ぐ、徳島と兵庫を繋ぐ橋「大鳴門橋」まできた。
朝日も良い感じに出てきて最高の景色!
目を覚ましたサマンサも目をキラキラさせている。
鳴門SAで休憩。
奥に見えている観覧車の麓にドッグランがあり、ここには帰り道で立ち寄ることになった。
とうとう普段のお出かけとは様子が違うことに気が付いたようで、ここから約6時間ほどの道のり、サマンサのテンションが下がることはなく、「フゥーン!フゥーーン!」と後部座席から「まだ着かないの?」と抗議の声が止まらない。
一気に飛んで三重県の鈴鹿PA。
うっかり写真を撮るのを忘れていたが人工芝が敷設されて広々とした綺麗なドッグランがあった!
他の大型犬もたくさん居たので時間があればもう少しゆっくりしたかった。
わんこ用の水飲み場やリードを繋いでおけるベンチなどもあったので休憩する際にとてもおすすめのPAでした。
ホテルに到着! Wan’s Resort 山中湖
けっこうたくさん動画や写真を撮っていたつもりだったけど、道中の画がまったく無くて反省。
この頃はまだブログをやってみようだなんて気が無く習慣付いていなかった。
朝4時に出発し、13時半、ようやく到着。
今回泊まるお宿はこちら!
Wan’s Resort 山中湖
画像の右奥に見えるのは富士山。
僕が行った時には残念ながら濃霧で見えなかったけど、一瞬雲の中に見えた富士山の稜線に圧倒された。
天気が良い日にもう一度リベンジしてみたい。
車を駐車場に停め、まずはチェックイン。
――しようと思ったところに、先にホテルに到着した義妹夫婦とロビーで合流することができた。
その一家の愛娘のケイトに僕とサマンサは初めてのご対面。
ダルメシアンを間近で見るのは初めての事だったけれど、噂に聞いた通りの綺麗なシルエットと毛艶!
1〇1匹わんちゃんの悪役が毛皮を欲しがる気持ちもわからなくもない。
そんな可愛い姪っ子に僕と妻はぞっこん。
可愛い可愛い!と、背後で複雑そうな顔をしているスーパーヤキモチ妬きサマンサをそっちのけで撫でくりまわしていると、とうとうサマンサも我慢の限界。
「ハゥン!ハゥン!」と、普段とは違う、僕らに構って欲しくて仕方がない時にだけに出す甲高い声で抗議し、終いにはケイトに唸って威嚇。
サマンサと姪っ子の初顔合わせは少しだけ気まずいものになった・・・。(後でちゃんと仲直りしました)
改めてチェックインを済ませ、部屋に案内してもらい、10時間のドライブを終え休みたい気持ちを抑えて、サマンサを遊ばせに来たのだからまずはホテルの敷地内を散策することに。
Wan’s Resort 山中湖の主な設備はこんな感じ。
- 屋外ドッグラン
宿泊者は無料。ドッグランのみの利用は1頭1,000円。
ナイター設備は無いので明るい時間帯のみの利用となる。
アジリティやベンチと足洗い場と、これは暑い時期だけだと思うけれどプールも設置されていた。
- 屋内プレイルーム
こちらもアジリティやおもちゃが設置されていて、雨で外で遊べないときなんかに便利。
利用可能時間は7:00~22:00 - ショップ
1階ロビー横にあるショップ。おもちゃや洋服、ご当地お土産などなど色んなグッズが置いてある。
営業時間は7:30~21:00で、繁忙期のみ22:00まで営業している。 - レストラン
食レポなんてできないから一言で言うと、最高に美味だった!
レストラン内にも愛犬を連れて入ることが可能で、床にリードを繋ぐ金具やクッションなども設置してくれているので安心。
もちろん、わんこ用のメニューもあって・・・
おいしそう。
でも器用にグリーンピースだけは残した。(のちに完食)
館内散策!
初日はホテルに到着するだけで昼過ぎになってしまった。
10時間越えの運転疲れもあって、さすがにこれからあちこち動き回る気力はない。
でもホテル内だけでも沢山遊べる環境がそろっていたので残りの時間はホテル散策となった。
サマンサも長時間じっとしていたので我慢の限界。
ということでまずはドッグランに行ってみた!
ドッグランはホテル内のレストラン横の出入り口を出てすぐのところ。
背の高い柵に囲われて、広さも十分、地面も芝に覆われていてとてもきれいなドッグラン。
座って休めるベンチやちょっとしたアジリティーなんかも設置。
出入り口には足洗い場やタオルもあるのでランで遊んだ後はここでキレイにしてからホテル内に戻ろう。
ちなみに、これは2日目の事だけれど、ホテル宿泊者向けのサービスで専属カメラマンさんによる写真撮影があった!
撮影場所がこのドッグラン。
何気にサマンサを含めた家族全員の写真が無かったのでとてもいい記念になりました。
部屋に戻り、少し休んでから夕食の時間。
サマンサを連れてレストランに入るのは初めての経験だったのでちゃんと大人しくしていられるか心配だったけど、
さすがに長時間移動の疲れもあってか、レストランで用意してくれたクッションの上ですぐに眠ってしまった。
とりあえず、一安心。
スタッフさんは流石というべきか、犬に対してもとても扱いが慣れていて連れてきた側も安心して座っていられました。
料理もとてもおいしかった!…本当に、もう1泊ぐらいすれば良かったと後になって後悔。
ともあれ、そんな感じで1日目は終了!
明日はやっとこさ、山中湖周辺を散策に行きます。
2日目
朝食を済ませ、軽くドッグランで遊んだ後に先述した記念写真を撮ってもらいそのあとお出かけすることになった。
1か所目は
クラフトの里 ダラスヴィレッジ
山中湖の東部に位置。
BBQや吹きガラスなどの色んなクラフト体験ができます!
そしてもちろん犬同伴OK。
クラフトの里ダラスヴィレッジ
住所: 山梨県南都留郡山中湖村平野479−29
TEL:0555-62-2774
HP :https://www.yyjam.com/dallas
なんだかんだお昼前になったので早めの昼食のお時間となった。
BBQ!
こんな時でないと絶対に食べる事のない大きな肉塊などなど、我を忘れて貪った!
食後は同施設内にあるガラス製品工房でグラス制作体験。
完成したグラスは後日、自宅まで郵送していただきました。
次は、今回の旅で宿泊したホテルとはまた別のホテル内にあるドッグランに行ってきた!
それがこちら
ドッグリゾート WOOF
一言で“ドッグラン”とは言っても規模がケタ違いで…
例えるなら犬の為の遊園地?のような場所。
ドッグリゾートWOOF
住所:山梨県南都留郡山中湖村山中280
TEL:0555-72-8000
HP :http://www.dogresortwoof.jp/access/index.html
アジリティーエリアや温水プールエリア、
トンネルや迷路がある子供の公園のようなエリア。
広大な広場の半分ほどが森になっているエリアなどそれぞれ個性的な特徴があるエリアに分けられていて、
1日だけではとても遊びきれない規模のドッグランだった。
旅の予定に余裕があるのなら、ここで1日使う、なんて日を作っても良いかもしれない。
本当に細かく(細かくとは言ってもかなり広い)エリア分けされているので、上手に他の犬と遊ぶことが苦手な子や、何か訳アリな子でも安心して走り回ることができる作りになっていました。
当初このラン以外にもあちこち遊びに行こうと考えていたのだけれど、色んな珍しい犬種の子にも出会えて僕たちも楽しくなってしまい2日目はギリギリまでWOOFで過ごしてしまった。
日本にはこんな規模の犬のための施設なんて無いだろうなと思っていたのだけれど、案外あるもんだなぁ…と、なんだか感動。
それにしても…
高知から10時間かけて来るだけの価値はあった!
旅行に向けて事前に周囲の情報を集めたところ、山中湖周辺にはまだまだ愛犬と一緒に行くことができる施設が沢山ある。
今回の旅では叶わなかったけど、いつかサマンサとカヌーなんかにも乗ってみたい。
なんて、旅の最中に、すでに“次に来たときはどうしよう?”と無意識に考えてしまうほどの魅力が沢山ある場所だった。
名残惜しさを感じつつ宿泊するホテルに戻り、とうとう翌日の午前中には高知に戻らなければいけないので夜更かしはほどほどに、2日目を終えた。
3日目
あっという間の最終日。
もっと余裕のある日程を組められたら良いのだけど今更言っても仕方がない。
再び10時間の移動となるので、ほんっとうに名残惜しいけれど余裕をもって早めにホテルを発つ事にした。
ケイトファミリーに別れを告げ出発。
山を下りながら、来た時には見つけられなかった、サマンサと一緒に遊びに行けそうな施設を探しながらの帰り道。
帰りの道中はいろいろ考え事をしているとあっという間に時間が経っていて、気が付くと四国に入る手前、明石海峡まで来ていた。
ここで、山中湖に向かう道中に立ち寄ることができなかった明石SAで休憩をとることに。
ドッグランもあるのでサマンサもここで今回の旅最後の小休憩。
…ドッグラン横にあった観覧車、犬と一緒に乗ることができるらしいのだけれど大型犬も乗れるんだろうか?
時間が無くてどのみち乗ることができなかったけれど、次回明石SAに立ち寄った際に聞いてみよう。
サマンサが乗りたいかはわからないけれど。
明石海峡を越えたらとうとう四国入り。
見慣れた景色も多くなりここまで来ればあっという間に自宅近くまで戻ってこれた。
疲れてずーっと寝ていたサマンサも家が近くなると分かるのか目を覚まして尻尾をパタパタ。
そして家に到着、2泊3日山中湖・片道10時間総走行距離1500㎞の旅は終わりを迎えたのでした。
楽しかった!
10時間の移動時間も数字だけ見ればただただ大変であることしか伝わらないけれど、自分の運転で、しかも陸路で山梨県まで行くのは産まれて初めての経験だったから目に映るもの全てが新鮮でただの移動とはいえ楽しい時間だった。
宿泊先のホテルも素晴らしい!
2日目に遊びに行った色んなところも何もかもが楽しかった。
毎年1度くらいはこういった旅を恒例にできれば良いね、と思う。
これから愛犬と一緒にどこか旅行に行きたいと考えているそこのあなた。
山中湖周辺、とてもお勧めできます。
今回紹介した施設以外にも山中湖周辺にはたくさん愛犬と一緒に行ける施設がたくさんあり、数日では遊び尽くせないほどのボリュームがありそう。
今回山中湖に遊びに行ったのは9月。
普通なら気温も30台半ばが当たり前でとても外で犬を遊ばせられる時期ではないのだけれど、なんと山中湖周辺は平均気温20度前半。
陽が差すと少し暑いな、と感じるものの全然外に居られないほどのレベルではないので夏の旅行先としてはとてもお勧めできる場所です。
この記事を書いている今現在7月初旬。
そろそろ次の旅行の計画を立てたいなぁと思うものの、未だに新型コロナウィルスは収束する気配も無い。
とりあえず、ワクチン接種ができるまではおあずけかなとは思っているものの計画を立てるぐらいなら良いでしょう、ということで裏でこっそり旅行の計画を練っている。
恐らく…次の旅の行き先も、山中湖ではないかもしれないけれどそこに近い場所になるような気がする。
次の旅が叶ったなら、今度はもっと上手く紹介ができるように色々下調べをした上で旅に挑みたいと思います。
随分と長くなってしまったけれど、とりあえずこんなところで今回はおしまい!
ではまた。
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