最近気持ちが離れつつあった“写真”。
学生時代に写真の専門学校に通っていたり、仕事でもカメラに関する職に就いていたこともあって今でもたまーに一眼レフカメラを使って写真を撮ることがある。
だけれど、実のところ写真を撮るのが好きなのかと聞かれるとはっきりと返事ができない自分がいる。
むしろ最近は映像やドローン系に興味が湧き、ちょっとだけ手を出してしまってたり…。
映像ならば写真には無い“動き”や“音”の再現ができる。静止画にはそれが無いよね。
なーんて分かったようなナマイキな事を考えていたんだけれど、
ある日僕が撮った写真を妻が見て「そうは言うけど写真には写真でしか表現できない“空気感”があるよね」と言われてハッとする。
学生の頃はそれこそ1枚の写真が出す“空気感”に感動して写真の世界に踏み込んだというのにそんな事はすっかり忘れてしまっていた。
少しだけ熱が戻り、なんとなく、日課である我が家の愛犬サマンサとの川遊びにカメラを引っ提げて出向いてみた。
たしかに、「この瞬間の後に何が起こるんだろう」だなんて妄想が湧いてきてワクワク!というのは写真の醍醐味かもしれない。
写真を編集しながら思い出した。
写真の専門学生時代、課題で撮った写真を発表し、敬意と畏怖の対象である恩師から毎回問われる「おまえはこの写真のどこがどう良いと思ったんだ?」という問いに、「ただなんとなく、良いと思って撮った」とは言えず当たり障りの無いことしか言えない自分。
10年以上経った今ならもっとマシな意見を言えるだろうかとも思ったけれど、
やっぱり「良いと感じた」としか言いようがない!
そもそも今回は被写体が愛娘なんだもの。
毛並みが綺麗!
眼も綺麗!
色々あって欠けてしまっている耳も何だかんだで個性的で良い!
普段から思っていることなんだから撮るときにいちいちどこがどう良いだなんて考えていないのだ。
ただ学生時代とは違う、「なんとなく良いと思った」ではなく「良いもんは良い!」と、ただの開き直りに過ぎないのだけれど自信満々に言えるようになっていたのは成長と言っていいよね。
恩師も学生時代の僕が今ぐらい自信をもって写真を撮っていれば教え甲斐があったかな…。
なんて考えていたら久しぶりに恩師に挨拶に行きたくなってきた。
ちょっとずつ戻りつつ写真熱。
そう長くはない愛娘と過ごした時間を形に残すという意味でも、やっぱり写真は良い手段のひとつかも。
また見せられそうな写真が撮れたら紹介したいと思います。
ではまた。
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